「ひとりで考える時間」

会社や学校・家庭という群れから離れて

マリモ書店 2019.08-1

マリモ書店って何だ?

いつか自分で始めたいと思ってる小さな本屋さんの名前です。調べたことはないけど国内にいくつかありそうな平凡な名前です。
場所・開店日などまったく未定です。


最近読んだもの


原りょう(はら・りょう)※りょうが漢字変換できない 『それまでの明日』早川書房
もうすでに発売から1年半過ぎて最近読みました。原りょうは、わたしの「作家読み」のひとりです。みなさんもご存知のように?この人は次の作品がいつ発表されるかまったくわかりません。ちなみにこの作品も前作から14年過ぎてます。デビュー作『そして夜は甦る』読んだときは、かなり衝撃受けました。この作家自分好み。とても興味深く次作を早く読みたくなりました。小説、エッセイなど全部で8冊しか発売されてません。地元九州の新聞には連載もってるようだという情報ありましたが、九州ちょっと遠いです。また、早川書房に対するこだわりも好きです。作家の年齢とともに内容はくどくなってきたかな。登場人物が一人、二人多いのかも。主人公、沢崎のセリフのキレも全盛期ほどではありませんが、沢崎いいですよ。とにかく原りょう全面的に支持します。
あなたが死ぬまでにあと2作品は発表してください。心からお待ちしてます。


松浦弥太郎暮しの手帖日記』暮しの手帖社 『ベリーベリーグッド』小学館『あなたにありがとう』PHP
はじめてこの人の書いたもの読みました。おそらく女性からの支持が多い、作家さんなのかなという印象です


ビートたけし『キャバレー』文藝春秋
北野武ビートたけし作品もほぼ全部に近い割合で読んでますが「作家読み」の対象ではありません。綾小路きみまろ主人公の(事実に基づいたフィクションと編集注あり)作品で、おもしろく読めました。自分もプロダクション関係の仕事をしていたので、綾小路きみまろさんみたいなタレントさんが一番稼げるだろうなぁとずーと思ってました。最小人員で動けて、ステージにお金かける必要もない。まぁご本人が芸能界の裏も面も斜めも全て知ってるので、一番効率よく稼ぐすべを知っているでしょう。綾小路きみまろビートたけしみたいに場数を踏み自分自身を冷静に見れる人は、他人にはわからないように、たくさん努力してるもんです。たけしさんが35年以上前に「おれたちひょうきん族」の楽屋でひたすらタップの稽古をしていた姿は誰も近づけないオーラがありました。


山極寿一・小川洋子『ゴリラの森.言葉の海』新潮社
うーん。とても面白かった。小川洋子作品何冊か読んだことありましたが、もっと読んでみるか。
ゴリラと人間、どっちが人間味あるのかなぁ。



井上麻矢『夜中の電話』父・井上ひさし最後の言葉 集英社インターナショナル
今は亡き井上ひさしは大好きな作家です。劇団こまつ座を引き継いだ娘さんの作品です。これいいですよ。毎日もがき苦しんでる中間管理職の人に読んでほしい内容です。


歳を重ねるってことは自分が愛したものが、はっきりと見えてくるってことなんだろうな。

では、また次回