「ひとりで考える時間」

会社や学校・家庭という群れから離れて

マリモ書店 2019.08-2

最近読んだもの

朱川湊人(しゅかわ・みなと)『スズメの事厶所』文藝春秋  
この作家はじめて読みました。なーるほど、作家プロフィールによるとデビュー作でオール讀物推理小説新人賞、その後も日本ホラー小説大賞短編賞、直木賞など受賞とのこと。いっぱい賞をもらっている人。気軽に読める軽いタッチの内容でしたよ。


北御門二郎(きたみかど・じろう)翻訳
トルストイ『文読む月日』上・中・下巻 
筑摩書房
この本は、わたしにとってとても大切な本です。
仕事で旅に出るとき、いつもカバンの中にありました。旅先で嫌なこと、辛いことがあっても夜寝る前に少し読むだけで、明日は大丈夫でした。もうお亡くなりになりましたが、北御門二郎さんの不器用だけど自分の信じる道だけを生きる人生も自分好みでした。一度会ってみたかったです。なにかを聞きたいとか、話しをしたいということではなく、ただひとりのお爺さんを見ていたかったです。トルストイの翻訳はいろんな人がしていますが、わたしは北御門さん翻訳のものしか読みません。引っ越しのたびにたくさんの本を処分してきましたが、北御門二郎翻訳のトルストイ作品はいつも手の届くところにあります。最近読んだ本というより、いつでも読み返せる本です。

今日はブログより北御門二郎翻訳・トルストイ作品をじっくり読みたい気分になったので、ここまで。

嫌いなこと好きなことに理由はありません。

では、また次回